賃貸物件の間取り図には、「S」と書かれた部屋がしばしば載っています。
Sとはサービスルームのことであり、居室とは異なる特徴を持っています。
サービスルームの有無を確認せずに契約してしまい、入居後に後悔してしまう方も少なくありません。
今回は、賃貸物件を探している方に向けて、サービスルームの概要や居室との違い、メリットやデメリットなどについてご紹介します。
賃貸物件で見かけるサービスルームの特徴や居室との違いとは
賃貸物件などに設けられた部屋を居室と呼ぶには、法律で定めた一定の条件を満たさないといけません。
一見すると普通の部屋のようでも、十分な明かりが入らなかったり、換気があまりできなかったりすると、居室ではなくサービスルームとされるのです。
同じサービスルームでも、部屋の造りや雰囲気は賃貸物件によってさまざまです。
外からの光が入らない物置のような部屋の場合もあれば、十分な広さと窓があり、一見すると普通の個室のような場合もあります。
後者では、たとえば共用の階段やエレベーターが窓の目の前にある影響で光や風が入らず、居室にできなかったケースなどがしばしば見られます。
部屋の見た目や雰囲気などで決まるわけではないので、事前に間取り図の表記を確認しておきましょう。
またサービスルームの場合、コンセントやエアコンを設置するためのスリーブなどが設けられていないことが多くあります。
部屋の使い方にも影響するので、家電を使用するときは事前にチェックしておきましょう。
賃貸物件にサービスルームがある際のメリット・デメリットとは
サービスルームがある物件の場合、家賃が低めに設定されていることが多くあります。
また、サービスルームは広い物置として活用でき、普段使用しない家電やアウトドアグッズなど、さまざまなものを収められます。
さらに書斎や趣味の部屋にするなど、工夫次第でサービスルームを居室として使うことも可能です。
上記のようなメリットがある一方、居室と同じような快適さはありません。
採光や換気が不十分であり、コンセントなどの数も少なく、居室として使うには少し不便です。
また、収納スペースとして使う際にも、換気がしにくいので湿気が溜まりやすく、保管物が傷むリスクがあります。
まとめ
賃貸物件で見かけるサービスルームとは、採光や換気などの事情で居室にはできない部屋のことです。
家賃が安い、収納場所が増えるといったメリットがある一方、居室のような快適さはないなどのデメリットもあります。
サービスルームの特徴を押さえたうえで、賃貸物件を探してみてください。
センチュリー21ダイチ・コーポレーションでは、ファミリー向けにおすすめの賃貸物件を多数取り扱っています。
こだわり条件での物件探しも可能なので、お部屋探しの際はお気軽にご相談くださいませ。
弊社へのお問い合わせはこちらをクリック↓