賃貸物件には、借り方が通常と異なる特殊な物件があります。
それがリロケーションと呼ばれる賃貸物件であり、入居後の契約更新が原則できません。
いったいどのような賃貸物件なのか、その基本やメリット・デメリットをご紹介するので、ぜひご確認ください。
住む場所を探しているなら注目したいリロケーションの賃貸物件とは
リロケーションの賃貸物件とは、定期借家とも呼ばれる、居住期間が厳密に定まっている物件のことです。
契約期間を3年~4年にするなど、通常の賃貸物件と違って長期にも設定できる代わりに、その延長や中途解約は原則不可です。
退去が早いのも遅れるのも好ましくなく、入居者は定められた期間で過不足なく居住しなければなりません。
この形式で貸し出される理由はさまざまですが、あくまで一時的に賃貸物件とした結果であることが多いです。
たとえば短期の転勤で一時的に空き家となる自宅を、期間限定で賃貸物件にするときなどにリロケーションがよく用いられます。
将来は家主の方がまた自宅として使用するため、賃貸契約の更新や延長などはできないのです。
事情はそれぞれの物件で変わるものの、通常の賃貸物件とは異なることをご確認ください。
リロケーションの賃貸物件に住むメリットデメリットとは
リロケーションの賃貸物件に住むメリットとデメリットは以下のとおりです。
メリット
契約期間の延長がないリロケーションの賃貸物件では、更新料が発生しません。
さらに、特殊な条件で貸し出されるため、その地域の相場よりも家賃が安いです。
長期の賃貸契約を結ぶほど、通常よりも費用を節約できます。
また、分譲マンションなどが一時的に貸し出されている例が多く、設備や造りのグレードが高いです。
そのほか、リロケーションの賃貸物件は一般的に入居審査が厳しいおかげで、住人の質が良いこともメリットです。
集合住宅全体がこの方式で運用されている際、ゴミ出しの規則を守らないなどの違反が少なく、気持ちよく暮らせます。
デメリット
先述のとおり、リロケーションの賃貸物件は契約期間の変更が原則できず、居住時期を守れないと違約金が発生します。
さまざまな土地や住まいで暮らしたい方や、急な転勤が起こる可能性のある方だと暮らしにくいです。
また、入居審査が厳しく、通常の賃貸物件よりも契約を断られやすい点にも注意が必要です。
そのほか、あくまで一時的に自宅を貸し出すケースでは、家主の方の私物が置かれていることがあります。
それだけ居住スペースが狭まるうえ、その私物を傷つけないように注意を要する点もデメリットです。
まとめ
住まいの借りたい期間が定まっている方には、家賃の安いリロケーションの賃貸物件を借りるのがおすすめです。
ただ、一般的な賃貸物件のように居住期間を延長できないといった一面もあるので、契約条件をよく確認してから検討しましょう。
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