これから賃貸物件で同棲をスタートさせるカップルが抱えやすい悩みとして、住民票の問題があります。
同棲開始時に住民票をどのようにすれば良いのかわからず、ルール違反となるケースも珍しくありません。
そこで今回は、同棲時に住民票は移すべきなのか、移す際の手続きや世帯主について解説します。
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賃貸物件で同棲を始める際に住民票は移す？
住民票は市区町村で作成される住民の記録であり、居住者の情報が記載されています。
この記録には住所の他に生年月日、性別、世帯主との関係などが含まれており、住民基本台帳法に基づいて管理されています。
住所を移動する際は、法的に住民票も移動させる義務があります。
したがって、同棲を始めるために引っ越しをする場合でも、基本的には住民票の移動が必要です。
ただし、引っ越し先が元の場所に戻る場合や生活の拠点が変わらない場合など、1年未満であっても住民票の移動は必要ありません。
住民票の移動手続きを怠ると、法的な罰則の対象になる可能性があります。
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同棲開始時に住民票を移す手続き
住民票を移す手続きは次の通りです。
まず、引っ越し前に転出届を引っ越し前の市区町村役場に提出し、引っ越し先に転入届を出します。
転出届は引っ越しの前後2週間以内に提出が必要で、本人確認書類や印鑑が必要です。
自治体によってはオンラインでの申請も可能です。
転入届も同様に、引っ越し先の市区町村役場での手続きが必要で、期限は引っ越し前後2週間です。
住民票を移すと、新しい住所に郵便物が届くことや、選挙に投票できるなどのメリットがあります。
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同棲開始時の住民票は誰を世帯主にする？
同棲を始めたカップルが世帯主を決める場合、どちらか一方を世帯主にするか、両方がそれぞれ世帯主になるかを選択する必要があります。
内縁関係や事実婚の場合、年金や健康保険の扶養対象となるように、どちらか片方を世帯主にするのが適切です。
一方、同棲が一時的で生計が別の場合、通常は両者がそれぞれ世帯主になることが一般的です。
なお、両者が世帯主である状態で結婚した場合、世帯合併の手続きが必要であり、婚姻届けの提出から14日以内に手続きをおこなう必要があります。
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まとめ
住民票とは、市区町村で作られる住民の記録であり、原則として引っ越しの際に移動が義務付けられています。
住民票の移動手続きは、引っ越し前の市区町村役場での転出届提出と、引っ越し先の市区町村役場での転入届提出が必要です。
同棲期間や関係性によって同棲時の世帯主をどうするかも、2人で話し合って決めましょう。
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