賃貸物件を探していると、ガスの供給形態が「都市ガス」や「プロパンガス」と表記されている場合がある事に気付きますね。
この両者の違いをきちんと知っている方は、意外と少ないのではないのでしょうか?
そこで今回は、賃貸物件でよくみる「都市ガス」と「プロパンガス」の違いやそれぞれのメリットについてご紹介したいと思います。
賃貸物件における都市ガスとプロパンガスの違いとは?
まずは都市ガスとプロパンガスの違いについてご紹介します。
都市ガスとプロパンガスの原料や主成分の違いは?
都市ガスとは液化天然ガスを主な原料としているメタンが主成分で、液化天然ガスは、オーストラリア、マレーシア、カタールなど比較的分散された国から輸入しています。
一方プロパンガスは液化石油ガス(LPガス)を原料としているプロパンやブタンが主成分で、液化石油ガス(LPガス)は4割程度を中東諸国、次いでアメリカから輸入しています。
地下都市ガスとプロパンガスの供給方法の違いは?
都市ガスは地下に通っているガス管などを通じて供給されます。
一方プロパンガスは、個別のガスボンベで配送されます。
都市ガスとプロパンガスの料金の違いは?
都市ガスは公共料金と同じ扱いになる為「総括原価方式」という料金制度が採用されており、料金設定に一定の基準が設けられています。
一方プロパンガスは料金に関する基準は設けられてない為、ガス会社によって料金が異なります。
都市ガスとプロパンガスで使える器具の違いは?
都市ガスとプロパンガスとでは原料も発熱量も異なる為、それぞれ専用のガスコンロ等の器具を使用しなければなりません。
賃貸物件における都市ガスとプロパンガスそれぞれのメリットとは?
都市ガスとプロパンガスには、それぞれにメリットがあります。
都市ガスのメリットとは?
都市ガスのメリットには次のような事柄が挙げられます。
●ガス料金が安定的で安い
先述の通り、都市ガスは公共料金と同じ料金形態のため、ガス料金が安定しておりプロパンガスと比較すると価格が安いというメリットがあります。
●ガス供給設備用の場所をとらない
都市ガスは地下のガス導管を通って供給されるため、屋外にガスボンベなどの設置の必要が無いと言った点もメリットです。
プロパンガスのメリットとは?
●都市ガスと比較して熱量が高い
プロパンガスの発熱量は、都市ガスの約2倍以上ととても高く優れているというメリットがあります。
●災害時の復旧が早い
ガスボンベによる個別の直接的な供給方法の為、都市ガスと比較して災害時などの復旧が早いのも大きなメリットです。
まとめ
都市ガスとプロパンガスの違いや、それぞれのメリットについてご紹介しました。
賃貸物件では、物件ごとにガスの種類は異なります。
手持ちのガス器具があればそれが使えるかどうかや、ガス料金や災害時のことなどそれぞれのメリットもポイントとなります。
賃貸物件の入居の際には上記のことを踏まえたうえで、事前にガスの種類も確認しておきましょう。
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