賃貸物件のベランダにある物干しは、ほとんどの場合、なぜか腰の位置ほどの高さに備え付けられています。
このせいで、ズボンやバスタオルなど丈の長い洗濯物を干そうとすると、地面に接してしまい、まともに干せません。
これが非常に不便であると感じる方は多くいるようで、なぜこんな低い位置に、という不満をよく目にします。
しかし、物干しの位置が低いのには理由があります。
なぜ賃貸物件に備え付けられた物干しの位置は低いのか
まず挙げられるのは、外から洗濯物を見られないようにするためです。
マンションやアパートなどの賃貸物件は、建物の構造上、道行く人の目についてしまいます。
一軒家ならば道に面していない庭に干せばいいですが、賃貸物件ではそれが難しいのです。
そのため、ベランダの手すりと同じか、それよりも低い位置に物干しを設置しています。
もう一つは、物干し竿がベランダの手すりを超えて落下することを防ぐためです。
2階以上の階層から物干し竿を落としてしまったとき、下に人がいたら取り返しのつかないことになります。
そのため、なぜ物干しの位置が低いかと問われれば、後者の理由が大きいです。
賃貸物件の物干しが低い場合の対策
どうしても賃貸物件備え付けの物干しを高い位置にしたい場合、工事が必要になってしまいます。
しかし、それではあまりにも費用がかかり過ぎますし、安全のことを考えるとおいそれと高くはできません。
もっとも簡単な対策は、置き型の物干しをベランダで使うことです。
置き型には設置タイプと折り畳みタイプの2種類があります。
設置タイプは床に置いた重石と竿掛けがセットになっているもので、複数の竿を掛けることができるものです。
ある程度広めのベランダがあるお部屋に向いており、洗濯物の数が多いご家庭におすすめです。
折り畳みタイプは、使わないときは小さく畳んでおけるため、普段はベランダを広く使うことができます。
また、天気が悪い日には屋内でも使えるというのが最大の利点です。
ただ、サイズがそう大きい物ではないため、あまり多くの洗濯物が出るご家庭だと、複数用意しなければなりません。
別の物干しを用意するのではなく、備え付けの竿掛けにアームを取り付け、位置を高くするという方法もあります。
こちらは専用の商品が売られており、手すりや竿掛けの種類にもよりますが、取り付けは簡単で手軽に設置できます。
物干しの位置が低いという不満が多いことから、その対策のためのアイテムは多数出ているようです。
少し探せば簡単に見つかりますので、ご家庭の洗濯事情に合わせて買い揃えましょう。
まとめ
賃貸物件の物干しが低いという不満は、さまざまな方法で解消することができます。
なかには費用が一切かからないものもありますが、洗濯のたびに対策せねばならないのは面倒です。
少しの工夫で簡単に対策できますので、今回ご紹介した方法をぜひお試しください。
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