引っ越しをして新生活がはじまったら、生活費は少しでもおさえたいですよね。
もし賃貸に住み始めて「電気代が高いな」…と感じたら、アンペア数を下げてみるといいかもしれません。
アンペア数とは、同時に使用する電気量を数値化したもので、大きいほど電気代の基本料金が高くなります。
この記事ではアンペア数の確認方法や、変更する際の注意点をまとめました。
賃貸物件でのアンペア数の確認方法は?
賃貸でのアンペア数の確認方法は次の2つです。
・検針票や電気代請求書を確認する
・分電盤を確認する
もっとも確実なのは、検針票や請求書を確認することです。
アンペア数は電気代の基本料金に関わるので、電力会社から届く検針票や請求書には必ず記載されています。
もし手元にない場合は、分電盤をみる確認方法もあります。
ハンドルやブレーカーなどに、アンペア数に応じた色が振られている場合があります。
ただし色分けやアンペアブレーカーを使用していない電力会社も多くあります。
不明であれば問い合わせましょう。
一般的なアンペア数の目安は次のとおりです。
・20A:1人暮らし
・20Aから30A:2人暮らし
・40A:3人から4人のファミリー向け
・50A:5人以上のファミリー向け
基本料金がアンペア制の場合、契約しているアンペア数が多いほど高くなります。
ご自分の住まいの状況とアンペア数が適切かどうか、確認してみましょう。
ちなみに電化製品ごとのアンペア数は「電化製品の消費電力(W)÷電圧(V)」で計算できます。
電化製品のアンペア数を計算していけば、より正確な必要アンペア数を割り出せますよ。
エアコンや電気ストーブやこたつなど、電気を同時に使用することが増える冬を基準に決めるとよいでしょう。
賃貸でアンペア数を変更する方法と注意点とは?
賃貸に住んでいてアンペア数を変更する際は、まずは管理会社か大家さんに連絡しましょう。
物件によっては使える電気量の最大量が定められている場合もあるためです。
もし最大量を超えてアンペア数を上げたい場合は、電気工事が必要な場合もあります。
管理会社か大家さんに許可を得たら、電力会社に連絡し希望するアンペア数を伝えて、実現可能かどうかを確認しましょう。
実現可能であっても大きな工事が必要な場合は、改めて管理会社や大家さんに相談します。
また次の注意点を、頭に入れておきましょう。
・アンペア数の契約は1年単位
・アンペア数変更の工事は原則無料
・退去時はアンペア数をもとに戻す必要あり
アンペア数は1年ごとの契約更新となるため、1年以内に退去する場合は我慢するほうが得策です。
アンペア変更の工事費は基本的に無料で、長くても30分以内に終わる場合がほとんどです。
ただし室内の配線工事が必要な場合は別途費用がかかりますし、その費用は自己負担です。
また退去時には、原状回復としてアンペア数をもとに戻す必要があります。
まとめ
アンペア数の確認方法と、変更する際の注意点についてご紹介しました。
賃貸での新生活を検討している人で少しでも生活費を節約したい人は、ぜひアンペア数を確認してみてください。