賃貸を借りる場合には誰でも好きな物件に住める訳ではなく、契約前に必ず「入居審査」が行われます。
それほど厳しい審査ではありませんが、場合によっては審査に通らず、希望の賃貸を借りることができません。
今回は、入居審査の内容と審査に通りやすくするポイント、事前に注意しておくべき点などをご紹介します。
賃貸の入居審査とは
賃貸物件の契約を結ぶ場合は、貸す側と借りる側との同意が得られることが成立の条件であり、借りたいと希望するだけでは契約を結ぶことができません。
賃貸物件は、所有者や不動産会社の大切な資産ですから、貸す側の立場で考えれば、もちろん家賃の支払いが滞ったり、室内でトラブルを起こしそうな人物には貸したくないですね。
そのため、入居希望者がその物件にふさわしい人かどうかを判断する期間が設けられており、これを「入居審査」と言います。
入居審査の判断基準は、入居申込書などの書類情報だけでなく、内覧したり不動産会社へ訪れた際の言動なども判断基準となることがあります。
ほとんどの場合、入居審査については大家さんが行う(判断する)場合が多いですが、仲介する不動産会社がこの人物には貸さない方が良いと判断すれば、入居審査を通らずに断られるケースもありますので注意しましょう。
賃貸の入居審査のチェックポイント
入居審査には、全国的に決められたルールなどはなく、大家さんの考えや不動産会社の方針によって基準が異なります。
ただ、一般的に多くの入居審査でチェックされやすいポイントが3つありますのでご紹介しましょう。
●家賃支払い能力
一番重要視されるのが収入金額で、家賃をきちんと契約期間中支払い続けられるか、年収に対して適切な賃貸料金の物件かどうかが判断されます。
●連帯保証人
親など身内に頼めばほとんどの場合は問題がないですが、連帯保証人が見つからない場合でも、保証人不要の物件や保証会社を利用できる場合があります。
●人物像
来店した人が物件に住むにふさわしいかどうかを、服装や態度・言葉遣いなどで判断します。
賃貸の入居審査を通りやすくするコツ
入居審査に通りやすくするコツとしては以下のようなものがあります。
●物件の家賃は年収の1/36以下を目安に
無理なく支払える家賃の物件を選ぶコツとしては、年収が250万円なら家賃は6万9,000円以下など、物件の家賃を自分の年収の36分の1以下にすると良いです。
●連帯保証人は収入が安定した身内に
連帯保証人についても、入居者の代わりに滞納家賃を払ってもらうため安定した収入があるかどうかがチェックポイントになります。
収入がある両親などにお願いするのが理想ですが、すでに定年している場合などは働いている兄弟にお願いすると審査に通りやすいでしょう。
●自分の言動に注意する
入居審査では印象良くみられるように不動産会社へ訪問した時から、言葉使いや態度、マナーには気をつけましょう。
●過去の滞納歴を隠さない
クレジットカードの滞納歴なども調べられる場合がありますので、不動産会社へ正直に伝えておくと審査に通りやすい部屋などを紹介してもらえますし、人物像としても好印象になります。
まとめ
入居審査はどんな物件でも必ず行われるものですので、チェックポイントを事前に知っておくと通りやすくなるでしょう。
これから賃貸を借りる予定の方はぜひ参考にしてみてください。
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