大人にとってはなんてことのないものでも、子どもにとっては脅威となりうるものが日常には潜んでいます。
その一つがベランダです。
子どもは「落ちると危ない、死んでしまう」と理解していないため、ベランダから身を乗り出して転落し、死亡事故につながってしまうケースが、毎年10件ほど起きています。
そのような悲劇を繰り返さないために、ベランダにおける子どもの転落を防止する方法をご紹介します。
子育てファミリーの方は特に、今回ご紹介する方法を参考にして、子どもの転落を防止するために実行してみてくださいね。
なぜ 子どもはベランダから転落してしまうのか?
ベランダからの転落事故は、2~4歳ぐらいの子どもに多いです。
転落事故が起こるのは親の外出中が多く、5分ほどの外出でも転落事故は起こります。
転落のパターンとして最も多いのが、マンションのベランダの柵を乗り越えてしまうものです。
ベランダの柵は1.1m以上と決められており、本来ならば子どもによじ登れるものではありません。
しかし、時に子どもは柵の近くに置いてある思わぬものを足がかりにして、柵をよじ登ってしまいます。
また柵の下に逆張りと呼ばれる足がかりがあるベランダも、転落しやすく危険です。
柵が横格子の場合、柵そのものを足がかりにしてよじ登り、転落する可能性もあります。
さらに、柵の場合は隙間があり、そこから子どもが転落することもあります。
子どもの頭の大きさの目安は11cmで、柵の隙間がそれより大きいと、子どもがすり抜けて転落する危険性もあるため、注意しましょう。
子どもをベランダから転落させないための心構え
子どものベランダからの転落を防止するために一番重要なのは、子どもをベランダに出さないことです。
たとえ親が一緒であっても、子どもをベランダに出してはいけません。
もし子どもが一人でベランダに出ようとしたらきつく注意し、「ベランダには絶対に出てはいけない」と、しっかりと教えましょう。
子どもをベランダから転落させないための対策
子どものベランダからの転落を防止する方法として、まずは足がかりになりそうなものを、ベランダから取り除きましょう。
足がかりとなる目安は、高さ65cm以上のものです。
しかし、子どもは思いもしないものを足がかりにしてしまいますので、ちょっとでも足がかりになりそうなものは、神経質なくらいにベランダから取り除きましょう。
また、ベランダの出入り口に赤ちゃん用のフェンスや、猫用のトゲトゲマットを設置するのも、防止策として効果的です。
窓のカギは子どもに開けられないようなグッズを使うか、子どもの開けられない高さに取り付けるようにしましょう。
もしも子どもがベランダに出てしまった時のために、ベランダの柵にもフェンスをつけてよじ登れないように工夫することが大切です。
子どものベランダでの事故は転落だけではない!?
実は、子どものベランダでの事故は、転落以外にも「子どもの投げたものがベランダから落ちて、通行人を怪我させる」パターンがあります。
このパターンの防止策としても、ベランダの柵にフェンスを取り付けることが挙げられます。
フェンスを取り付けることによって、子どもの投げたものが柵をすり抜けて落ちることを、防止することができますよ。
まとめ
子どもは常に予測不可能の行動をとります。
大切な子どもの命を守るために、少し神経質かな……と思うくらいに、転落事故の防止策を徹底することが重要なのです。
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