江戸川区は東京23区の最東端に位置する区です。
東京都福祉保健局のデータによると、2016年度の江戸川区の合計特殊出生率は1.43で、23区中3位でした。
データからも分かるように、子どもの人口が多い事が特徴の一つとなっていますよ。
その反面、区内の待機児童数も多く、2016年度では397人、2017年度では420人となっていました。
このため、待機児童問題対策に区を挙げて取り組んでおり、認可保育所や小規模保育所、事業内保育所などの整備が進んでいます。
また、区独自の「保育ママ制度」や補助制度を推進しており、今後の待機児童問題改善への期待も高まっているエリアです。
ここでは、そんな江戸川区の待機児童問題を紹介していきましょう。
保育施設の増設
2018年6月現在、江戸川区では区立・私立あわせて112の認可保育園が運営されています。
さらに、幼児教育と保育両方の機能をあわせもった子育て支援事業施設として「認定こども園」も運営されており、児童の受け皿となっています。
この増設計画は区の主導で行われていますが、民間業者の参入も奨励されているため、今後民間の保育事業者などによる保育園の開設も増えていくと考えられますね。
2018年6月現在でも徐々にではありますが、保育園の定員にも空きが出来つつ有り、待機児童減少への追い風となっていますよ。
また、全国的な保育士の不足を受け、家賃補助をはじめとする各種給付金の助成制度を設けており、保育士の確保対策に努めています。
保育サービス:保育ママ制度
江戸川区では、区立保育園では、0歳児保育を行っていませんが、代替の制度として「保育ママ制度」が運営されています。私立保育では、0歳児保育を受け入れる施設もいくつかありますよ。
「保育ママ制度」とは25歳以上65歳(定年延長あり)までの保育士・教員・助産師・保健師・看護師の資格を持つ育児経験者による保育サービスです。
月額14000円の基本料金と3000円の雑費の負担で、午前8時30分から午後5時まで生後9週間~1歳未満の赤ちゃんを預ける事が出来ます。
保育士そのものという訳ではありませんが、保育ママには区の研修や巡回指導などが行われており、区の認定もなされているため能力面でも信頼がおけるものとなっています。
私立幼稚園へのテコ入れ
区内私立幼稚園では、通常の時間帯に加えて、朝夕にも児童を預けられる「預かり保育」の制度が設けられていますよ。
多くの場合、平日の朝7時~夜6時までが対象時間であり、幼稚園によっては、夜8時まで預かる事も可能となっています。
また、私立幼稚園入園者がいる世帯を対象に「私立幼稚園就園奨励費補助金」も交付されるため、経済的な支援も充実した環境となっています。
まとめ
ここまで江戸川区の待機児童対策に関して紹介してきましたが、いかがだったでしょうか。
江戸川区では今後も認可保育施設の増設計画があり、継続的な待機児童対策に取り組んでいます。
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