引っ越しは、慣れ親しんだ家や土地を離れ、新天地での新たな暮らしのスタートです。
新居購入での引っ越しもあれば、転勤、異動などやむを得ない事情での引っ越しもあります。
こうしたファミリー層の引っ越しで気になるのは、「引っ越しによる子どものストレス」ではないでしょうか。
子どもがより新しい生活に馴染むことができるように、親御さんはそのストレスをしっかり察知して対処してあげましょう。
今回は、引っ越しによる子どものストレスの原因と対策をまとめました。
引っ越しで子どもが感じるストレスの原因とは?
1.環境の変化
もっとも大きなストレスの原因は、環境の変化です。
これは親御さんなら誰でも心配になる点ではないでしょうか。
引っ越し先の家や環境がいくら良くなっていたとしても、子どもにとって新しい環境というのはとてもハードルが高いもの。
しばらくの間は「前のおうちに帰りたい」「いつまでここに泊まるの?」などと言う子どもも少なくないのです。
遠方に引っ越す場合は、家だけでなく幼稚園や学校などの教育施設も変わります。
いつも遊んでいた友達や先生と別れ、一人で新しい輪に飛び込むのはそれなりのストレスがかかって当然です。
2.家族の慌ただしさ
引っ越しの前後は、手続きや準備、荷造り、片付けなどで大人も忙しくしています。
大人も精一杯になりがちなので、それを感じ取って子どもが我慢をしていたり、いつもと違った雰囲気に不安を抱えていたりすることも少なくありません。
5~6歳でも、引っ越しの必要性などがはっきり理解できない子も多く、それよりもっと小さな子どもだと、なぜ両親がせわしなく荷造りしているのかすら理解できないことも。
なぜ家が変わるのか理解できないということも、ストレスの原因のひとつです。
3.引っ越しへのマイナス感情
大人が引っ越しに対してマイナスな感情を持っている場合、またそれを露わにしている場合、当然子どももそれを感じとるため、ストレスの原因になります。
例えば突然の転勤などのやむを得ない事情で、自分の意に反した引っ越しをしなければならないようなケース。
「なんで引っ越さなきゃいけないんだろう。」
「引っ越し先でうまくやっていけるかな…。」
このように、大人が不安に感じてネガティブ思考になっていると、当然子どもも引っ越しを楽しみに捉えることはできません。
引っ越し時の子どものストレス対策とは?
1.引っ越しの理由や必要性をしっかり説明する
子どもは、なぜかわからないまま環境を変えるということに恐怖感を覚えます。
ですから、ある程度言葉が理解できる2~3歳の小さな幼児から小学生以降の子どもまで、それぞれの年齢にあわせた言葉を使って、引っ越しの理由を説明してあげましょう。
2.子どもの様子をしっかり観察する
引っ越しの前後はとても忙しく、なかなか子どもの些細なサインにまで目が行き届かないかもしれません。
しかし、ストレスを感じている場合何かしらのサインを出していることが多いので、しっかりと観察して見逃さないようにすることも対策のひとつです。
3.引っ越し先での楽しみを一緒に考える
引っ越しはもう決まったことですから、開き直ってプラス思考に切り替えましょう。
大人がネガティブになっていると子どもにも伝染します。
「引っ越し先ではどんなことがあるかな?」
「こんな楽しみが待っているかも?」と、子どもと一緒になって楽しみなことを探してみましょう。
特にママが落ち込んでいると子どもも不安に陥りやすいので、気持ちの整理をつけて引っ越しに前向きに取り組むことも、子どものストレス対策となりますよ。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
引っ越しのストレス自体は一過性のもの。
慣れれば徐々に落ち着いてくるものですが、しばらくの間は子どもの心や行動に注目し、寄り添ってあげるようにしてくださいね。
葛西エリアで引っ越し先をお探しなら、ダイチ・コーポレーションへぜひご相談ください。